hiroki1223’s diary

ヒロキ 世界を変えたい そんなブログ

竹を運ぶ

私は今、切った竹を運んでいる

 

山から山へ運んでいる

 

竹は生命力が強く、放っておくと、収集がつかなくなるそうだ

 

運んでる途中にいる、お花見をしている家族や、カップル、ラガーマンの集団達などがとても幸せそうにみえる

 

赤い顔をしてバーベキューをする者、爆音で音楽を流し踊る者、高そうなカメラで自慢の彼女を撮るもの、総じてみんなとても幸せそうなのだ。そしてそれが混ざり合ってガヤガヤとした音と、肉の焼ける匂いになっている

 

そんな人たちを横切り、何のために自分は生きているのか、そんなことを考えながら、一人竹を運んでいる

 

この花見している人達には恐らく、私の姿は全く目に入ってない

 

汗をかき、見すぼらしい格好で、ただただ竹を運んでいる

 

何の為に生きているのか?

 

分からないが今の答えとしては、この竹を運ぶ為に生きているのではないかと言うことだ

それが答えならば、この竹を運び終えたら、生きる意味がなくなるのではないか

 

そんな下らないことばかり考えながら運んでいる

 

その間もガヤガヤと焼肉臭はまとわりついてくる

 

そんなに幸せを見せつけたいか

 

手足がプルプルになって今にもこけそうな、喉が乾いても飲み物を我慢してる、そんな私にまだ追い討ちをかけたいのか

 

そんな事を考えながら、日曜日の午前が終わる